児玉化学工業、株価急騰の理由とは?主要産業と将来性を徹底解説!

投資の話

児玉化学工業ってどんな会社?

児玉化学工業(証券コード:4222)は、東京都千代田区に本社を構える化学メーカー。主に自動車部品や住宅設備の樹脂加工製品を手がけており、設計から製造、販売まで一貫した体制を持つ総合OEMメーカーです。タイやベトナムにも生産拠点を持ち、グローバルに展開しています。

<児玉化学工業公式HP>
https://www.kodama-chemical.co.jp


株価急騰の背景にある業績の好転

2025年5月14日、児玉化学工業は2025年3月期の連結経常利益が前期比4.0倍の9700万円に増加したと発表。さらに、2026年3月期は前期比6.7倍の6億5000万円に急拡大する見通しを示しました。この業績予想の上方修正が投資家の注目を集め、株価は急騰しました。

<児玉化学工業公式HP IR情報>
https://www.kodama-chemical.co.jp/ir/news


主要産業と製品ラインナップ

児玉化学工業の事業は大きく3つに分かれています:

  • モビリティ事業:自動車部品の製造が中心で、売上の約65%を占めています。
  • リビングスペース事業:住宅設備関連製品の製造・販売。
  • アドバンスド&エッセンシャル事業:産業機器や電気機器部品などの製造。

製品には、ミラーキャビネット、ユニットバス部品、洗濯機バン、厨房関連部品、電気冷蔵庫部品、エアコン部品、インスツルメントパネル、内装パネル、ピラー、オートバイ部品、複写機、OA機器、音響部品、VTR部品などがあります。


将来性と成長戦略

児玉化学工業は、2025年4月に金属加工会社を買収し、樹脂と金属の融合による新製品開発を進めています。これにより、売上高750億円、営業利益12億円、純利益200億円と大幅な成長を見込んでいます。

また、環境課題への対応として、カーボンニュートラル達成に向けた脱炭素、省エネの取り組みを強化。軽量かつ剛性で、リサイクル可能な製品の需要に応えるため、プラスチックとガラス繊維やカーボンファイバー、天然素材、バイオマス材などを融合した複合材製品の成形技術を確立し、市場に提供しています。

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