私が今売買している鉄鉱石について、価格調整額を用いた配当生活が出来ないかを本気で検証しました。
CFDについて知ってるよ!という方は本題まで飛んでください!
そもそもCFD(差金決済取引)って何?
鉄鉱石CFDについて解説する前に、まずはCFDの基本的な仕組みを簡単に説明しましょう。
CFDとは「Contract For Difference」の略で、日本語では「差金決済取引」と呼ばれます。これは、現物の受け渡しを行うことなく、買い値と売り値の差額だけを決済する取引のことです。
例えば、
- 鉄鉱石CFDを100ドルで買って、105ドルで売却した場合:利益は5ドル
- 鉄鉱石CFDを100ドルで買って、95ドルで売却した場合:損失は5ドル
といった形で、実際に鉄鉱石を保有するわけではありません。この「差金決済」という仕組みが、CFDの大きな特徴の一つです。
鉄鉱石CFDのココが魅力! 3つの特徴
では、いよいよ鉄鉱石CFDが持つ具体的な特徴を見ていきましょう。
1. レバレッジをかけて少額から取引できる!
CFDの最大の魅力の一つは、レバレッジをかけて取引できる点です。レバレッジとは「てこの原理」のことで、少ない資金で大きな金額の取引ができる仕組みです。
例えば、レバレッジが10倍の場合、100万円分の鉄鉱石CFDを取引するのに必要な証拠金は10万円で済みます。これにより、資金効率を高めながら、比較的少額からでもコモディティ投資に参加することができます。
ただし、レバレッジは利益を増幅させる可能性がある一方で、損失も増幅させるリスクがあることを理解しておく必要があります。
2. 下落相場でも利益を狙える「売り(ショート)から入れる」
一般的な現物取引では、価格が上昇する局面でしか利益を狙えません。しかし、CFDでは「買い」から入るだけでなく、「売り」から入ることもできます。
これは「ショートポジションを取る」とも言われ、鉄鉱石の価格が将来的に下落すると予想した場合、先に売却しておき、価格が下がったところで買い戻すことで利益を得る取引手法です。
例えば、鉄鉱石CFDを100ドルで「売り」から入り、90ドルまで下がったところで買い戻せば、10ドルの利益となります。市場が上昇トレンドだけでなく、下落トレンドにあるときでも収益機会を探れるのは、CFDならではの大きな強みと言えるでしょう。
3. 鉄鉱石の価格はグローバル経済と密接に連動!
鉄鉱石は、世界の経済活動の「今」を示すバロメーターのような存在です。鉄鉱石の価格は、主に以下のような要因に大きく影響されます。
- 中国の経済動向: 世界最大の鉄鋼生産国である中国の景気や、インフラ投資、不動産市場の状況は、鉄鉱石の需要に直結します。
- 世界の鉄鋼需要: 自動車、建設、機械など、様々な産業で使われる鉄鋼の需要動向が価格に影響を与えます。
- 主要生産国の供給状況: オーストラリアやブラジルといった主要生産国での天候不順、鉱山の操業状況、輸送インフラの問題なども価格を左右します。
- 地政学的リスク: 主要生産国や消費国の政治情勢、貿易摩擦なども影響を与えることがあります。
これらの要素を分析することで、世界の経済情勢を読み解きながら投資戦略を立てる楽しさがあります。株式市場とは異なる値動きをすることも多いため、ポートフォリオの分散投資先としても検討の余地があるでしょう。
本題、鉄鉱石CFDで配当生活は送れるのか?
で、ここからが本題です。
鉄鉱で配当金生活が送れるのかという話を本気で検証してみましたので、その結果を以下に記載していきます。
毎月のインカムゲインは?
鉄鉱石CFDには価格調整額が毎月発生し、過去の推移を見る限り『基本的には買いなら価格調整額が受け取れる』という事がわかります。
そして1単元の買い当たり、100円前後を貰うことができそうです。
価格調整が発生した日 | 1単元当たりの価格調整額 |
2025/04/28 | 133 円 |
2025/03/27 | 157 円 |
2025/02/24 | 113 円 |
2025/01/27 | 91 円 |
2024/12/30 | 76 円 |
2024/11/29 | 113 円 |
2024/10/30 | 36 円 |
配当生活をするために必要な原資は?
GMOクリック証券の鉄鉱石CFDは、1単元当たり693円(25/5/27時点)で購入が可能です。
この金額を加味して、毎月いくらもらうためには、原資がどれだけ必要かを考えます。
レバレッジが1倍の場合には原資が月額10万(年額120万)を貰う為には、大体1400万必要ですが、
レバレッジが3倍であれば、500万未満で出来ると思えば悪くないと思います。
月額 | 購入単元 | レバレッジ1倍 | レバレッジ3倍 |
10,000円 | 100 | 1,386,000円 | 462,000円 |
50,000円 | 500 | 6,930,000円 | 2,310,000円 |
100,000円 | 1,000 | 13,860,000円 | 4,620,000円 |
300,000円 | 3,000 | 41,580,000円 | 13,860,000円 |
レバレッジは何倍が適切なのか
これが絶対、とまでは言いませんが、現状ではレバレッジ3倍で70円を少し切るくらいの任意証拠金があれば、2023年の過去最安値が耐えられます。(あくまで耐えられるので余裕はなし)
直近のチャートでは大体100円前後を推移していますが、いずれも100円あたりに価格の底が見えます。
様々な産業の主要原材料に当たる為、急激に極端な値下がりが起こることは考えにくく、今のところ私はレバレッジ3倍で69円くらいまでの任意証拠金をセットしています。

具体的な戦略について
100円以下になった時点で出来るだけの単元を購入し、130円になったら決済します。
戦略の根拠について
上記のチャートを見てもらうと分かる通り、定期的に100USD辺りを底にして、140USD頃まで定期的に価格が上昇していることも見て取れます。
その為、保有していることで毎月貰える金額+価格が上がった時に売却する利益として、インカム&キャピタルのどちらも狙えることを想定しています。
大体1年に1回程度140USDくらいまで上がっていますので、100USDで買って130USDで売る想定をしましょう。その場合、仮に1,000単元所有していた場合、1ポイント(1USD)の上昇辺り700円の利益がでますので、1,000単元*700円*30ポイント=21,000,000円のキャピタルゲインが見込めます。
そして、1000単元*100円*12カ月=1,200,000円貰えますので、
決済時点では21,000,000+1,200,000円で22,200,000円の精算益が見込めます。夢がありますね。

着々と買い集めて現在390単元なので、400単元*700円*30ポイント=8,400,000円
そしてさらに今から12か月後まで待った場合、400単元*100円*12カ月=480,000円
決済時点では、8,400,000円+480,000円=8,880,000円の決済益。
原資200万弱で1年間待てば資産としては5倍を見込めると思うと夢がありますね。
このまま続けていきますので、時々見に来てくれると嬉しいです。
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